令和6年度九州地方教育委員総会

令和6年5月30(木)令和6年度九州地方教育委員総会が宮﨑県県電ホールで開催されました。

今回の協議題は2つです。

1 幼保小の架け橋プログラムについて(提案県 佐賀県)

文部科学省では令和4年度から約3年にわたり全国的な架け橋期の教育の充実を目指しています。『幼保小の架け橋プログラ ム』について、各県における架け橋期のカリキュラムの開発や実施等の進捗状況について情報交換がおこなわれました。

2 不登校児童生徒への支援強化について

小・中学校における不登校児童生徒数は10年連続で増加し、過去最高の約30万人を記録し、そのうち学校内外の専門機関等で相談・支援を受けていない児童生徒は約11万4千人となっています。学びの多様化学校の設置やフリースクールとの連携等、様々な取り組みが見られ始めています。各県の教育委員会における現状や課題、今後の方針等、子どもの居場所づくりとともに学びの保障の充実について意見交換会が行われました。

2日目研修会 

①「アクティビティではなくスピリットとしての哲学対話~宮﨑東高校定時制夜間部での実践~」西山 正三氏

西山先生による「総合的な探究」の実践を交えた講話でした。1年次には自分のことを知る、好きになる時間。自分の可能性を見つける時間。課題設定を行う。2年、3年次では「社会探究」「進路探究」と時系列を追ってお話をされ、スライドもわかりやすく、哲学的な対話を大切に実践されたことが伝わってきました。星生でも是非取り組みたい実践の一つとなりました。

②「古典に学ぶー九州からの発信-」上野 誠氏

古典から学ぶものは何か。固い内容かと思い頭に入ってこないのではと不安に思っていましたが、想像していた内容とはまったくちがうもので、最初から最後まで笑いが絶えない時間でした。上野先生は張り扇こそなかったですが講談師のようにおもしろく調子をつけて、1.今が大切 2.うつせみ・・・神と天皇と人との関係をどう見るか 3.人が神でなく人であることの虚しさ おわりに・・・では今わたしたちは

の流れでお話が進みました。「死後の世界は考えてもしょうがない。死は哲学的な問題である。知識は10年で滅びる。また追いかけないといけない。知恵は滅びない。体験から身についた知恵が大切になってくる」等の言葉が残りました。時間は終わりに近づき最後はどうやって終わるかな、と考えていました。予想外の展開で「博多祝い唄」を歌って終わられました。なんともユニークな展開で会場中が笑顔に包まれたほっこりした時間になりました。ありがとうございました!

地方に行くと、その土地ならではのおいしいものを食べるのも楽しみの一つです。宮﨑牛、チキン南蛮、冷や汁など皆でいただきました。

記事をシェアする
  • URLをコピーしました!
目次