平成29年7月29日(土)
日本ブリーフサイコセラピー学会松山大会に参加しました。
28日から30日まで3日間の開催。
29日は、大会企画B「ブリーフ×教える」のシンポジウムで発表者として
教育場面におけるブリーフセラピーの実践報告を行いました。
本校の教育支援プログラムは、解決志向アプローチを行っています。
不登校や発達障害の生徒たちが、どのような段階を経て元気になっていくか。
実践を通して紹介しました。
ブリーフサイコセラピーは解決志向アプローチとか解決志向ブリーフセラピーとか
呼ばれています。
解決志向アプローチは、問題よりも人々のもつ肯定的な側面に焦点をあて
そうなりたい自分を実現させていくものです。
とてもシンプルで実用的なモデルであり、誰にでも取組やすく、
かつ安全性が高いのが特徴です。
佐賀星生学園では、集団というリソースを活かしながら
解決志向アプローチを様々な領域で取り入れています。
入学して2か月~6か月で生徒の情緒が安定する。
情緒が安定すると、友達関係がうまくいく。
友達関係がうまくいくと、学習に集中できるようになる。
友達と学習がうまくいくと、社会に目がいく。
・・・といったように段階的に成長していきます。
そういった一連の流れのなかに、解決志向アプローチ
の技術をちりばめていきます。
△左から話題提供の佐々木先生(岩手大学)、加藤、指定討論の黒沢先生(目白大学)
話題提供の淺原先生(倉敷市立大高小学校)、司会の小田先生(愛媛大学)